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第6回 少年法「改正」法案 問題点の解消を求める市民集会
日時:2006年11月7日(火) 18:00-20:30(開場17:45)
場所:弁護士会館2階クレオA
東京都千代田区霞が関1-1-3(地下鉄霞ヶ関駅B1-b 出口直結)
主催:日本弁護士連合会、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会
子どもと法・21ホームページでもお知らせしてきました、日弁連ほか主催の院内集会に参加してきました。参加者は前回よりも多い150名。重大局面の大事な集会となりました。
- 開会の挨拶
- 講演 尾木直樹さん(教育評論家、法政大学教授)
- 「子どものこころと問題行動 ―罰や警察の監視強化で少年非行は防止できるのか―」
最近は、「いじめ問題」などでテレビや新聞などで頻繁にお顔やお名前を拝見する尾木さんは、大きく「子ども観」の問題を提起されました。
最近子ども観が変わってきた。「市中引き回し」の鴻池発言に23万の応援電話やFAX。この鴻池発言が1つの世論であることを、我々は理解しておかねばならない。子どもをおさえつけたいという大人の気持ちが前面に表れてきた。
尾木さんのお話は、いじめの問題や教育基本法の問題などなど盛りだくさんで、とてもとてもここで全てのご紹介は無理。僕が一番印象に残ったことを紹介するにとどめること、お許しください。
今の子どもたちは、自己肯定感を持てていない。これこそ大問題。大人が子どもたちをそのようにしておいて、厳罰化や監視というのはおかしい。子どもたちに「愛しているんだよ」というメッセージをいろんな人が発することが重要だ。
本当にそうですね。自分の体験&経験と合わせつつ、いろいろ考えて聞いていました。
- ビデオレター
川崎二三彦さん(全国児童相談研究会事務局長)
岩波新書『児童虐待』の著者でもある川崎さんからは、児童相談所に関わる「改正」点の問題を発言いただきました。児童福祉を弱める、否定する流れの中での少年院を利用するような改正には危惧する、という言葉が印象に残っています。
- 各団体からの発言
(1) アムネスティ・インターナショナル日本
(2) 全国青少年教化協議会
(3) 全国地域婦人団体連絡協議会
(4) 子どもと法・21
(5) 全司法労働組合
(6) 全法務労働組合
各団体からは、取り組み&活動報告、少年法「改正」の問題点についてお話いただきました。
- 閉会の挨拶
- 以下、参加&発言議員
仁比聡平議員(参・共産)、高山智司議員(衆・民主)、平岡秀夫議員(衆・民主)
議員はもうおなじみの議員さん。平岡議員は趣旨説明での質問書を10分かけて朗読。審議入り間近を実感します・・・。
審議入りがいよいよ間近の情勢のようです。でも、まだまだなんとかなる!なんとかしよう!の精神で頑張らないと。そんな気持ちになる集会でした。
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